はじめに
教育や趣味以外にも広がりを見せている「RaspberryPi」ですが、知識を学べる場はまだ多くありません。以下のような悩みはないでしょうか?
- 身近に教えてくれる人がいない
- 製作途中でハマっている
- 家族や子供が喜ぶデバイスを作ってみたい
上記の悩みは「Udemy」で解決できます。Udemyは「教えた人が、学びたい人」へ講座を配信するプラットフォームで『RaspberryPiの講座』が複数公開されています。
皆さんは、職場や仲間内の「詳しい人」に聞いて、ハマっている問題を解決できた。という経験はないでしょうか?
リアルで「詳しい人」を見つけるの難しいですが、Udemyならいつでも「詳しい人」を見つけることができます。
講義を受けるのはもちろん、直接質問や、過去の質問も見ることができるので、いろいろな方法で自分の悩みを解決することができます。
今回は、Udemyのメリット・デメリット、おすすめのRaspberryPi 向け講座3選を紹介したいと思います。
Udemyについて簡単に解説
Udemyは米シリコンバレー発のオンライン学習プラットフォームです。「教えたい人が、学びたい人へ」動画を使ったコンテンツ(講座)を配信できます。
2010年に米国で開始、今では世界で4400万以上の人が学んでいます。日本ではベネッセが事業パートナーとなって2015年から展開されており、サイトも日本語なので、英語が苦手な方でも安心です。
Udemyのメリット・デメリット
Udemyのメリット・デメリットは以下の通りです。ひとつずつ順番に見ていきます。
- 対面(授業)型の講座ではない
- 専業の講師による講座ではない
- 環境は自分で準備
- 低価格・セールも多くて高割引
- 視聴期限なし
- 時間を無駄にしない
Udemyのデメリット
① 対面(授業)型の講座ではない
学校のような「対面」ベースではないので「決まった時間・場所でないと勉強できない」といった人には向きません。その分、時間や場所に拘束されないメリットもあります。
② 専業の講師による講座ではない
高校・大学・スクールのような、専業の先生はおらず、「教えたい人」が講義を配信しています。そのため、必ずしも講師が「先生」としてのトレーニングを受けているわけではありません。
ですが「専業の先生」になる必要がないので、現役のエンジニア・製作者の方の話を聞くことができます。
図工の先生の教科書的な話ではなく、現役や作った人の話を聞けるイメージですね。
③ 環境は自分で準備
対面の講座であれば、必要なものが準備されていことも多いですが、動画講座なので、自分で用意する必要があります。ただし、講座によっては「工具・半田不要」、RaspberryPiとPCさえあればOK。というものもあるのであまり心配する必要はありません。
Udemyのメリット
① 低価格・セールも多くて高割引
なんといっても低価格です。数時間の講座が2千円程度で購入できます。もう少し高額な講座もありますが、セール時は90%オフになるので、24000円の講座でも、1340円で購入することができます。もう技術書や雑誌よりも安いですよね。
セール情報はメールやアプリで届きますし、新規登録後の数日間はセール価格(80%~90%オフ)が適応されます。未登録の方はセールを待たなくてもOKです。
Udemyは視聴制限なしなので、セール時のまとめ買いして、あとでゆっくり見るのがおすすめです。
② 視聴期限なし
企業などが主催するオンラインセミナーでは2週間までなどの「視聴制限」がありますが、Udemyにはありません。仕事や趣味のために、過去の講座を見返したくなったら、いつでも見返すことができます。
また、一番のメリットはセール時にまとめ買いができる点です。時間の制限がないので、セール期間中に安い値段で買いだめして、後でゆっくり見るのがお得です。
③ 時間を無駄にしない
動画形式なので、学ぶ時間や場所に制限を受けないことも大きなメリットです。
通勤時の電車や車、子供を寝かしつけた後など、暇な時間やリラックスできる時間で、自由に学ぶことができます。
セミナー会場などへの「移動」がいらないのも、大きなメリットです。リモートワークで体験している人も多いんじゃないでしょうか?
おすすめRaspberryPi講座 3選
ここからは、Udemyで受講できるおすすめRaspberryPi講座3選を紹介します。
- Raspberry PiとPythonでIoTはじめの一歩~IoTキッチンガーデン講座~
- Raspberry Pi Picoで作る!USBショートカットキーデバイス
- Raspberry PiとPythonで感染症対策~IoT換気モニタリング講座~
① Raspberry PiとPythonでIoTはじめの一歩~IoTキッチンガーデン講座~
※ 講座の画像ではありません
Raspberryを使って、台所で水耕栽培(キッチンガーデン)を作る講座です。
温度・湿度センサーの使い方、自動水やり機能、Googleスプレッドシートにデータを貯める方法などが学べます。
非エンジニアを対象としているので、コードの解説は最小限かつ、分かりやすい表現で説明されています。RaspberryPiのセットアップ方法から学べるので、非エンジニアの方でも安心して受講できます。
講師は東大農学部の出身で、農業をもっと楽しくするツールを販売する会社を立ち上げられた方なので『農業』の情報としても信頼できます。
⇒ RaspberryPiで作るIoTキッチンガーデンの講座はこちら
② Raspberry Pi Picoで作る!USBショートカットキーデバイス
RaspberryPi Picoで、USBショートカットキーデバイスを作る講座です。
「コピー」や「貼り付け」、オンライン会議システムの「ミュート」など、よく使う機能がボタンひとつで実行できるデバイスを作れます。
この講座ではデバイスの作成方法だけでなく、Pythonの基礎や、LEDやスイッチの使い方などを学んで、応用機器(自分で考えたアイデア)を自分で作れるようになることを目標にしています。
アイデアを形にできるようになりたい。という方はこちらの講座がベストです。
⇒ RaspberryPi Picoで作る、USBショートカットキーデバイスはこちら
③ 【電子工作不要】Raspberry PiとPythonで感染症対策~IoT換気モニタリング講座~
①の講師の方が公開している『電子工作不要』のRaspberryPi講座です。
RaspberryPi と 市販のCO2センサーで二酸化炭素濃度を測定する方法が学べます。
使用してるケース入りのCO2モニタはお高めですが、半田ごてや回路などを組まずにRaspberryPiと接続することができます。
この講座は、換気による感染症予防・IoT機器の概要を知ってもらうことが目的で、感染症予防に望ましいとされる換気の程度を、WHOや厚生省などの資料を参照しつつ紹介しています。
換気状況のモニタリングや可視化、感染症対策に興味のある方におすすめの講座です。
⇒ RaspberryPiで作る、IoT換気モニタリングの講座はこちら
まとめ
今回は、Udemyのメリット・デメリット、おすすめのRaspberryPi 向け講座5選を紹介しました。
このブログでも『RaspberryPi』『RaspberryPi Pico』の使い方を解説しています。ブログ記事でもRaspberryPiのことを知りたい。という方は以下の記事もご覧ください。
RaspberryPi
こちらの記事で、RaspberryPi2~4でGPIOを使う方法を解説しています。GPIO以外にも『PWM』や『A/D変換の方法』も解説しているので、興味のある方はご覧ください。
RaspberryPi Pico
こちらの記事ドローンやロボットカーなど、『RaspberryPi Pico』で、できることについて解説しています。『MicroPythonの開発環境まとめ』『有機ELディスプレイの使い方』なども解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
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