はじめに
RaspberryPi Pico/Pico Wに使える、カラーピンヘッダを紹介します。
前回紹介したPico / Pico Wで使えるケースを探している際、色付きのピンヘッダが実装されているPicoを見つけてかっこよかったので探してみました。
色付きにするとPicoの見た目が良くなるのはもちろんですが、電源やGNDの場所がわかりやすくなる効果もあるので、配線時の効率化や、間違い防止用にもおすすめです。
~ この記事の内容 / Contents ~
uxcellカラーピンヘッダセット 5本セット
今回紹介するカラーピンヘッダです。1色につき5本。赤・黒・黄・青・白の5色がセットになっています。
Amazonの以下のページで購入。なぜか黄色が3本多く入って到着しました。「特定の色だけ欲しい」という方には、単色のみの販売もあります。
取り付け後のPico W
Pico Wにカラーピンヘッダを取り付け(はんだ付け)するとこんな感じになります。
ケースが取り付けできなくなるため、中央のDEBUGピンは取り付けていません。
「電源系:赤」、「GND:黒」、「ADC:白」、「I2C:青」、「シリアル:緑」、「その他:黄色」の配色にしています。
※ I2C、シリアルはよく使うピンのみに限定して取り付けています。
取付時の注意点など
カラーピンヘッダを取り付ける際の注意点などは以下の通りです。
切り外し後は「バリ取り」が必須
単色のピンヘッダを使用する場合、1本や2本などの短いピンを「継ぎはぎ」で使うことは少なく、ピン同士がぶつかることは少ないと思いますが、今回のように黄色・黒・黄色…など、複数色のピンを並べる場合、どうしても短いピンが多くなります。
そうなると、どうしてもピン同士のバリが邪魔して、PicoWに並べることができなってくるので、地道にバリを削ってください。ダイソーで売っている板状のやすりでも簡単に削れます。
短いピンを切り出し・バリ取りが面倒な方は、同色の長いピンを取り付けて、GND等をマジックで塗ってしまうとショートカットができます。
バラけやすいので要固定
切り出したピンヘッダはPicoに挿してしまうと、並び順をシルク印刷で確認できるので便利です。
また、ちょっとの衝撃ですぐ散らばるので、マスキングテープ等で必ず固定してください。(私は何度も並べ直しました。。。)
はんだづけ時はブレッドボードに優しく挿す
ピンヘッダをはんだづけする際、ブレッドボードで使えるように、足の向きを合わせるには、実際にPicoをぶれっどに挿してしまうのが簡単です。
ですが、ここでも、ピンヘッダの樹脂部分がずれてしまったり、マスキングテープで固定したピンが外れてしまったりすることがあるため、ブレッドボードには優しく(軽く)挿すようにしてください。
画像のように横から見てうまく挿すことが出来ていれば、後ははんだ付けをして出来上がりです。
まとめ
Pico / Pico Wの見た目や使い勝手を良くする『カラーピンヘッダ』を紹介しました。
取り付けは少々大変でしたが、苦労したかいもあって、だいぶ見た目がカッコよくなりました。作業効率UPや誤配線も防止できると思うので、興味のある方はぜひカラーピンヘッダを試してみてください。
参考になればうれしいです。
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