はじめに
RaspberryPi4(ラズパイ) で、できることについて解説したいと思います。以下の疑問を解決できればうれしいです。
- Raspberry Piってどんなもの?
- 使い方はむずかしい?
- どんなことができる?
~ この記事の内容 / Contents ~
Raspberry Pi ってどんなもの?
英 Raspberry Pi 財団が設計・製造している、ボード型のコンピューターです。一般的なパソコンの機能が、全てこの一枚に詰め込まれています。
元々はコンピュータ科学の教育促進用として作られましたが、今では趣味や産業分野でも多く使われるようになりました。日本では「ラズパイ」の愛称で呼ばれています。
使い方はむずかしい?
使い方は簡単です。Windowsが入った普通のパソコンと同じように使えます。
マウスやキーボードも普通のパソコンと同じもの(有線/無線)が使えて、ディスプレイはTVでもOKです。
基板むき出しの凄い外観ですが、もともと教育向け(子供向け)に作られているので、カバンの中にポイっと入れても壊れることはありません。ケースも複数販売されているので、好みなものを買ったり、3Dプリンタで作ることもできます。
操作もWindowsやMacのように、デスクトップ画面から行います。
Raspberry Pi で何ができる?
RaspberryPiを使うと、プログラミング学習やゲームはもちろん、ロボットカーやロボット、ドローンの頭脳として使うこともできます。
プログラミング学習(Scratch/スクラッチ)
Scratchは教育用のプログラミング言語・開発環境の総称で、普通のパソコンはもちろん、RaspberryPiでも動かすことができます。ビジュアルプログラミングと呼ばれるブロックをつなげていくプログラミング形式、小さな子供でも、アニメーション・アート・ゲームなどを作ることができ、全て無料で使うことができます。
マインクラフト
マインクラフトで遊ぶこともできます。PCやスマホ版とも若干違ったRaspberryPi専用のバージョンですが、PythonやScratchなどのプログラムでマインクラフトを操作することができます。
ロボットカー
RaspberryPiを搭載して走るロボットカーです。付属のカメラの画像を、スマホやPCで確認しながら走らせます。付属の取説は英語ですが、日本語マニュアルもamazonの商品ページから参照できます。RaspberryPiや電池は別売りなので購入時には注意してください。
2足歩行ロボット
RaspberryPiを使った2足歩行ロボットです。キットではなく組立・調整済みで販売です。頭部にRaspberryPi用のカメラを搭載しているので画像処理を行うことができ、ロボットの制御によく利用されている、ROS(RobotOS)にも対応しています。
ドローン
RaspberryPiを使ったドローンを作成されています。ドローンにRaspberryPiを載せて、PCから操作しています。モータのPID制御などかなり本格的に製作されています。
回転寿司の会計自動化システム
産業分野では、くら寿司の会計自動化システムにRaspberryPiが使われています。2020年時点で200店舗とのことなので、今はさらに広がっているかもしれません。
まとめ
RaspberryPi4 でできることについて解説しました。「義務教育でも始まるし、子供にプログラミングを教えてたい」「ハードウェアなど”モノ”を動かすプログラミングがしてみたい」「ロボットやドローンを作ってみたい」という方は、ぜひRaspberryPiで初めてみてください。
RaspberryPiをはじめてみよう
今回の記事で興味をもったら、ぜひ実際にRaspberryPiを使ってみてください。
書籍は以下がおすすめです。
セットアップや使いかた
このブログでは、RaspberryPiのセットアップ方法やセンサなどとつないで使う方法なども解説しています。以下の記事も是非ご覧ください。
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