C#で使える、高速なグラフライブラリを紹介します。無料で使えてMITライセンス。なのに実装なしでマウスでの拡大・縮小ができる非常におすすめのライブラリです。
ScottPlot
フリーのオープンソースライブラリー「ScottPlot」です。
- GitHubページ: https://github.com/swharden/ScottPlot
- ライセンス: MIT
- 対応:WindowsForm・ WPF・コンソールプログラム
ScottPlotの特徴
短いコードでグラフを表示
以下のような、短く簡単なコードで、高速なグラフを表示することができます。
double[] dataX = new double[] {1, 2, 3, 4, 5};
double[] dataY = new double[] {1, 4, 9, 16, 25};
formsPlot1.plt.PlotScatter(dataX, dataY);
formsPlot1.Render();
日本語にも対応
軸名・グラフタイトルに日本語を使っても文字化けは起きません。表示させるコードも一行で簡単に実装できます。
まとめ
以下のお悩みを持つ方は是非使って見てください。
- 高速なグラフライブラリを探している。
- Microsoft純正のチャートは重い !
- 短いコードでグラフが作成したい。
ScottPlotの使い方
以下の記事でScottPlotを使って散布図を表示する方法を紹介しています。興味のある方は使い方もご覧ください。
「Chartに比べて実際どれくらい早いの?」と疑問がわいたため、以下の記事で簡易計測も行いました。
興味がある方は、以下の記事もご覧ください(ScottPlotのほうが2倍早い結果です)
「見やすいグラフ」の作り方 おすすめ書籍
凡例の位置や線の大きさ、配色など「ぱっと見でわかりやすいグラフ」ってありますよね。
ScottPlotをはじめとするグラフライブラリを使えば「グラフを作成する」ことはできますが、いいグラフにするには、配置・配色・表示方法などの「デザイン的なコツ」が必要です。でもその辺の「デザイン」を覚える機会ってなかなかないですよね。
もしあなたが、デザイン的なコツを知りたいのであれば、下記の本がおすすめです。
黒い表紙が少しハードルを高めに見えますが、豊富な図解と丁寧な解説で、見やすいグラフをつくる方法(データビジュアライゼーション)が体系的に学べます。
ScottPlotにとどまらず、レポートやプレゼンで使えるテクニックも満載。
Amazonでの評価も高く、多くの方に支持されている一冊です。ぜひリンクから内容を確認してみてください。

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