はじめに
M5Stack Core2で振動(Vibration)を使う方法を解説します。言語はMicroPythonを使用します。
環境
この記事は以下の環境で作成しています。
環境 | バージョンなど | 備考 |
VisualStudio Code | 1.66 | |
vscode-m5stack-mpy | 1.1.7 | |
UIFlow(MicroPython) | 1.7.4 | |
開発PCのOS | Windows11 | Window10でもOKです |

プログラム概要
今回のプログラムの概要は以下の通りです。
- 振動(vibration)の強度を設定する
- vibrationをONにする
- vibrationをOFFにする
実行結果
後述するVibrarion ON/OFFのコードの実行結果は以下の通りです。画像では伝わりませんが、「Vibration ON!」と表示されてM5Stack Core2が振動します。
全体コード
全体コードは以下の通りです。詳細な内容は後述する「コードのポイント」で解説します。
from m5stack import *
from m5stack_ui import *
from uiflow import *
# 画面を作成します
screen = M5Screen()
# 画面をクリアします
screen.clean_screen()
# 画面の背景を白に設定します
screen.set_screen_bg_color(0xFFFFFF)
# ラベルを作成します
label0 = M5Label('Text', x=60, y=67, color=0x000, font=FONT_MONT_32, parent=None)
# 振動の強度を設定します(0~100)
power.setVibrationIntensity(1)
# 3回ループします
for i in range(3):
# テキスト(ラベル)を表示します
label0.set_text("Vibration ON!")
# 振動をONにします
power.setVibrationEnable(True)
# 振動ONで、2秒待機します
wait(2)
# テキスト(ラベル)を表示します
label0.set_text("Vibration OFF!")
# 振動をOFFにします
power.setVibrationEnable(False)
# 振動OFFで2秒待機します
wait(2)
コードのポイント
振動の強度を設定する
setVibrationIntensity関数を使って、引数で振動の強さを設定します(0~100)。100に設定すると振動用のモーターが「うなる」ぐらいの強さになるので、1~10程度で十分かと思います。
# 振動の強度を設定します(0~100)
power.setVibrationIntensity(1)
振動をON/OFFする
setVibrationEnable関数を使います。引数に「True」を指定すると振動がON、「False」を指定すると振動がOFFになります。
# 振動をONにします
power.setVibrationEnable(True)
# ~~~ 中略 ~~~
# 振動をOFFにします
power.setVibrationEnable(False)
まとめ
M5StackCore2でVibrationを使う方法を解説しました。スマホのように「画面上のボタンを押したら振動させる」「センサーで対象を検知したら振動させる」など、いろいろなことに使えるかと思います。参考になればうれしいです。
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