はじめに
Chartコントロールで、軸ラベルを設定する方法についてご紹介します。
そもそもChartでグラフってどう作るの?という方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
環境
この記事は以下の環境で作成しています。
環境 | バージョンなど |
VisualStudio | 2019 Community |
.NET | 4.7.2 |
プロジェクト | WindowsFormアプリケーション |
OS | Windows 7 |
※ Windows10, VisualStudio 2017でも作成できます。
実行結果
後述するコードで軸ラベルを設定すると、以下のように表示されます。
今回軸ラベルは「X軸」「Y軸」のという名称で設定しています。

全体コード
散布図のグラフを表示するコードの中は以下の通りです。
折れ線グラフに表示される軸ラベル名を「X軸」「Y軸」という名称に設定しています。24,25行目の、XAxis, YAxis のTitleプロパティを設定することで、軸ラベル名(軸名称)を設定できます。
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.ComponentModel;
using System.Data;
using System.Drawing;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Windows.Forms;
// Chartクラス関連の変数の宣言を簡略化するために
// Usingを追加しています
using System.Windows.Forms.DataVisualization.Charting;
namespace WindowsFormsApp1
{
public partial class Form2 : Form
{
public Form2()
{
InitializeComponent();
// FormにChartコントロール(chart2)を
// 貼り付け済みであることを前提にしています。
// サンプル用のデータです。
double[] pointX = { 1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0 };
double[] pointY = { 1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0 };
//
// 貼り付けたChartコントロールには、
// 初期値のデータがセットされているので、一旦クリアします
//
chart2.ChartAreas.Clear();
chart2.Series.Clear();
// 「chartArea」という名前のエリアを生成します
ChartArea chartArea = new ChartArea("chartArea");
//
// X軸、Y軸のラベルを設定します。
//
chartArea.AxisX.Title = "X軸";
chartArea.AxisY.Title = "Y軸";
// 生成したエリアをChartコントロールに追加します。
chart2.ChartAreas.Add(chartArea);
// Series(系列)を生成します
Series series = new Series();
// 系列の種類を散布図に設定します
series.ChartType = SeriesChartType.Line;
// 系列の凡例を設置します
series.LegendText = "凡例1";
// 系列のポイント情報をセットします
for ( int i=0; i<5; i++ )
{
series.Points.AddXY(pointX[i], pointY[i]);
}
// 生成・設定した系列をChartコントロールに追加します
chart2.Series.Add(series);
}
}
}
※ 2021/05/03 スペルミス修正しました「chartAria」->「chartArea」
まとめ
Chartクラスで軸ラベルを設定する方法をご紹介しました。軸ラベルの設定方法でお悩みのかたの参考になればうれしいです。
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軸ラベル以外のカスタム方法
以下の記事で、Chartコントロールの「凡例を非表示にする方法」「凡例の表示位置変更」「グラフの表示範囲を変更する」「X軸を日付にする」などのカスタム方法について解説しています。よろしければ、以下の記事もご覧ください。
凡例を非常時にする
凡例の位置を変更する
表示範囲を変更する
X軸を日にちにする
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