はじめに
このブログで紹介してきた、RaspberryPi Picoで使える機能のまとめを紹介します。各機能で紹介している記事の開発環境はWindows、言語はMicroPythonを使用しています。
環境
紹介している各記事は、以下の環境で作成しています。
環境 | バージョン | 備考 |
開発用PCのOS | Windows11, 7 | Win10でもOKです。 |
開発環境 | Thonny 3.3.13 |
① GPIO
General Purpose Input Output(汎用入出力)の略で、入力/出力用の機能です。
「ON・OFF」の信号を入力/出力して、スイッチON/OFFの確認やLEDの点灯/消灯に使います。
入門やデバイスの動作確認で「はじめの一歩」としてよく使われ、「Lチカ」もこの機能を使います。
② ADC
Analog to Digital Converter(アナログ-デジタル変換)の略で、入力用の機能です。
電圧値などのアナログの値を、プログラム上で「数値」として扱えるように変換してくれます。GPIOはON/OFF状態のみですが、こちらは「2ボルト」のように、プログラム上で「数値」として扱うことが出来ます。
明るさセンサ(CDS)などは「明るい/暗い」の状態を電圧で出力しますが、そういったセンサと接続する際にこの機能を使います。
③ PWM
Pulse Width Modulation(パルス幅変調)の略で、出力用の機能です。GPIOと同様に、扱えるのはON/OFF信号のみですが、PWMはON/OFFを「指定した周期で繰り返してくれる」のが特徴です。
LEDの点滅・調光、スピーカ・直流モータ・ラジコンサーボを動かす時に使います。
④ I2C
Inter Integrated Circuitの略で、通信用の機能です。
二本の通信線を使ってセンサなどと通信します。温度センサやディスプレイなど、より高度な機器との接続に使います。
ADCの場合はセンサからPicoへの入力のみでしたが、I2Cの場合はセンサとPico間で、データを送受信することができます。配線が少なく、プログラミング用のライブラリもあるため、よく使われる通信方式です。
まとめ
このブログで紹介してきた、RaspberryPi Picoで使える機能のまとめを紹介しました。参考になればうれしいです。
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